デザインコンサルの視点で考える|集客効果の高い「チラシ」はオーナーの顔が見える「チラシ」

オーナーの「顔」が見えるチラシが持つ破壊力

先日、「ビューティーパートナー」のプランでサロンOPENツール制作をお手伝いさせていただいた美容室の、お店に通うお客様とお話をする機会がありました。
そのお話のなかで「初めて来店したきっかけは?」という話題になり、非常に興味深いお話を聞く事ができました。

この方は、お店の近隣にお一人でお住まいの60代くらいの女性の方なんですが、お店に通うようになったきっかけは、お店の近隣で手配り(ハンディング)していた「美容室のチラシ」を見て。とのことでした。「チラシ」のとくにどの部分に興味を抱いたのかと聞いてみると……


「チラシにオーナーの顔写真が載っててね。そこまでは普通なんですけどねっ、よく見たらそのオーナーご本人がチラシを配ってたのよ〜! それが衝撃で(笑)」


とのこと。
大きい美容室との差別化として、プライベートサロンのような規模の個人経営の美容室・サロンさまの場合は、オーナー自らが直接がんばっている姿が見えたり、そういうアットホームな感じが見えるのがひとつ集客に繋がるようですね。全てがそうとは言えませんが、これはこれでひとつの貴重なご意見だなぁ〜〜と、しみじみ思いました。

 

オーナー、スタッフ紹介は必要?

チラシに顔写真を載せるかどうか……。「ビューティーパートナー」でお問い合わせいただく美容サロンオーナーさまから、よく聞かれる質問です。美容サロン関連だと、お写真やオーナー経歴を入れる店舗は2割くらいです。(ちなみに、音楽教室などお教室系だと9割!)
やはり名前とかお写真は、個人情報などちょっと怖かったりする世の中なので抵抗があるようで写真+名前までいれる方だと圧倒的に男性が多く、女性はごく少数です。(*スタッフさんの紹介等も含む)

でも、一女性顧客の目線で考えると、お店の雰囲気(内装)は勿論のこと実際髪を切ってくれる担当スタッフさんがどんな人なのかは気になります。
たとえば、男性スタッフさんしかいないのかとか、オーナーさんの年齢がどのくらいなのか。男性しか居ないサロンだとちょっと抵抗があるのでどんな感じの方なのかは余計気になるし、オーナーさんやスタッフさんの年齢層なども分かると、このサロンは自分の雰囲気に合っているのかの判断も付きやすくなります。

 

経歴?写真? 何を載せたら良いの?

過去の実例から調べてみると…
●経歴、実務経験年数、受賞経歴、資格
●得意なテイストや技術
●なぜこの土地でお店を開いたか
●趣味(好み、はまっていること)
●年齢
●顔写真
●スタッフ全員の集合写真
●施術人数(←エステ、ネイル、まつげサロンなどは)
などを掲載されているようです。

 

紹介文章の載せ方 文章例

●青山のサロンで○○年勤務ののち、地元である○○で開業…。
トップスタイリスト歴○○年。
●10歳若返るナチュラルで上品な仕上がりのヘアとメイクが得意。10歳若返
るゴージャスでデコレイティヴなヘアメイクに定評があります。
●パリ芸術祭典賞受賞、美容資格保持(まつげサロン)、一般社団法人日本エステティック協会認定(エステ)
●趣味はフットサル、映画鑑賞
●00年生まれ、○○座
●美容業界○○年以上、エステティック歴○○年、  約○○○○人を施術。
などなど、自慢できるような経歴はもちろん、資格や受賞歴などがあればそれはぜひ掲載するべきです。また、そんなに華やかな事は言えないよ〜なんて方だって、得意な施術や、得意なテイストはあるはずなのでそれをちゃんと載せた方が良いです。
意外と、関係のない自分の趣味や何年生まれなのかなども、その人の人となりというが見えて良いですね。

 

たとえばこんなかんじ

紙面のなかで締める割合はだいたいこんなかんじです。

チラシに載せる経歴の例
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写真を入れる場合もありますし、入れないで文章だけで表記する場合もあります。それも、あまり長々と語らず完結に2行〜5行程度でまとめます。小説等の筆者プロフィールなどを参考にするとちょうど良い感じです。顔写真も、カラー写真だと浮いてしまうので、ここはかっこよくモノクロや単色の加工を施して使用するのがポイントです。紙面が全体的に引き締まります。(逆にスタッフの集合写真で、元気にイェ〜〜イとしているものはカラーでいかないと意味深な写真になってしまいますが……。)

 

いかがでしたでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。
あまり文章をまとめるのが得意ではないという方には文章のリライトのお手伝いも、させていただいたりしています。
そんな場合はこんなことを言いたい〜!! という熱い思いをぜひワタクシ宛にぶつけてくださいね(笑)